おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

人生初のシュウマイ作り

世の中がコロナ禍を「なかったこと」にしようと数カ月が過ぎて、箍(たが)が緩む人が増えるのは仕方がない。
そして緩んだその先で、ホンマに無かったことになってしまった人が出てきたらしい。
私の周りでもそうなのだけど、助産師の妻の勤務先でもスタッフ、妊婦さんの感染が増えているとのこと。妻が、欠勤した人のフォローや、妊婦さん対応の煩雑化などで、疲れの度合いが日々増しているのを横で見て実感している。
新型コロナに感染するのは仕方がない。
しかし、感染しようがしなかろうが、我々はコロナ禍から学ぶことを止めてはいけない。
ソレを「なかったこと」にして学ぶことを止めてしまう、いわゆる「コロナ禍版・バカの壁」を脳ミソに大きく築き上げる愚行こそ止めませんか?と、私は世間に主張する。

疲れている妻に少しでもリラックスしてもらおうと、ある日の晩飯メニューにリクエストがあるかどうかと問いかけてみた。すると、前々から言ってたメニューを再び口に出した。

その名は「シューマイ」。
私は、未だかつて作ったことがない。
しかし、この展開なら作らなきゃなるまい。

 

そもそも、シューマイとは何から出来ているのか?
ネットで調べてみた。
豚ミンチと玉ねぎをナニしてから、シューマイの皮で包んで蒸すと出来上がるらしい。

しかし、その分量はサイトによって大きくバラつきがある。
そういう時は、適当の2文字でアレするのが良い。

土井善晴先生のレシピを参考にしてアレしてみた。

豚ミンチと玉ねぎの量は半々。
玉ねぎはみじん切りして水分が出ないように片栗粉をまぶして混ぜておく。
豚ミンチに醤油、酒、おろし生姜、塩、味噌を適量入れて充分に混ぜておく。
玉ねぎと豚ミンチを一緒にして十分に混ぜたあと、親指と人差し指で丸を作ったくらい(OKの手サイン)の大きさにして、ラップを敷いた皿もしくはまな板の上に並べる。
丸めたソレをシューマイの皮でアート感覚で包む。

包んだシューマイを蒸すために、平底のフライパン(蓋つき)もしくは鍋に適量水を張って、蒸し器を入れて火にかける。蒸し器に予めオイルを塗りつけて皮が引っ付かないようにしておく。

包んだシューマイを蒸し器に入れて蓋をして中火をキープして適当に蒸しあげて出来上がり。
手間でいうと、餃子作るんの半分以下くらい。意外に簡単だった。

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アツアツのシューマイは美味しい。
お味は、土井先生のレシピを参考にしたため、思った以上に薄かった。次に作るときは、もっとしっかりした味をつけよう。

包んでいる途中で「私も包む」と妻が参加してきたので、包み具合もアート感覚を増したものになった。

ご馳走は、お金をかければ良いというものではないのである。