おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

煮麺に春の香りを

花粉症がひどくなって出てしまった喘息の症状が治らない。

体力の低下が華々しく、2ケ月前にフルマラソン完走したなんて信じられない。

しかしまあ、なんだ。呼吸がままならない、つまり酸素を体内に充分吸い込むことが出来ないままでいるってのは、筋肉は勿論脳ミソにもシリアスなダメージを与えるようだ。この数週間でアホが進んでしまった。

悔やんでも仕方がない。
それでもオッサンは飯を喰って回復に努めるしかないだろう。
ならば、身体の声を聴こうではないか。

仕事始まりが午後になっている平日の朝、少し余分に寝てやろうと朝寝を決め込んだ。しかし、眠りはどんどん深くなってく一方。このままでは昼を通り越して夕方になってしまう。焦りが勝って気持ち悪くなってしまったので、リビングでボーっとしていた。

朝飯は何にしようか。歯の治療中で、モノが強く噛めないし。

ほなら、煮麺にしとこか。栄養価高めで。

ドンブリに水を適量いれて鍋へ移す。
火をかけて沸騰するまでに玉ねぎを刻んで放り込む。ついでに冷凍していたシメジ&エノキも放り込む。

煮立ってきたら鍋に卵をひとつ割り込み、火を弱めて固ゆでを目指す。

もうちょい何か入れたいもんだ、と冷蔵庫の野菜室を覗いてみる。
すると、妻の実家からいただいたスナップエンドウの入ったポリ袋に目が留まる。
エエがなエエがな。軽く水洗いして筋を取って鍋に入れるタイミングを待つ。

出汁は面倒くさいので、市販の昆布だし顆粒で済ませる。コレを入れるタイミングでエンドウも入れちゃう。

別の鍋に沸かしておいた湯に素麺を放り込んで湯がいて、具材を煮込んだ鍋には味噌を入れて仕上げる。

素麺が入った湯が煮立った時点でザルに上げてドンブリに移して、汁をかけて出来上がり。

 

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エンドウの青臭さが心地よい。

毒を食らわば皿まで・・・ではなく、煮麺を喰らわば汁まで。

味噌煮麺は、腹持ち悪いけど食べ終わったあとのスッキリ感が独特の飯だと感じている。

どうか、喰った栄養が傷んだ喉や気管支の修復に役立ちますように。