おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

春のナポリタン

日曜出勤した後の振替休日な火曜の午後のこと。

二度寝を決め込んでのんびりと起きて、妻が作ってくれた具沢山の味噌汁と納豆飯を一緒に食べたにも関わらず、当の本人が午後の早い時間に「なんか少しお腹減ってきた。」と口走る。

夜にはメリパナイトランがあるので少し早めに飯を食べとかなきゃって流れだが、にしても少々早すぎる気もする。が、妻の言葉を聞いてアタクシも口が寂しくなってきたので何か作ることにした。

炊いた飯は食べ終わったし、炊き直すのも時間がかかる。ラーメンでも良いけど味噌汁飲んだばかりで汁物連続も血圧に良く無い。

パスタか?

冷蔵庫の中には、妻が茹で置きしてくれている卵がある。この前タコ焼き作った時に買った粗挽きウインナーが一袋残っている。

ナポリタンやね。

野菜室には、いただきものの新玉ねぎとサヤエンドウがある。ええがな。この季節感ある食材。

 

フライパンを二つ用意する。一つには水を満載して湯を沸かし、一つはオリーブオイルを敷いて中火にかける。

ウインナー、玉ねぎは適当にスライスしてオリーブオイルを敷いたフライパンで軽く炒める。玉ねぎが透明になってきた頃にサヤエンドウを放り込んで三十秒ほど混ぜながら炒めて、一旦皿かボウルに移す。

そのフライパンにケチャップととんかつソースを4対1くらいの割合で入れて火にかけて煮立てて酸味を飛ばす。もう良いか?となったあたりで、減った水分量を酒と味醂を入れて補充する。この時点で味の濃さは気にしなくてOK牧場。顆粒ブイヨンやタバスコを好みで入れても良い。

湯が沸いたフライパンにパスタを放り込んで所定の時間茹でる。柔らかめを好む人は適当にどうぞ。

パスタ茹で上がり1分前あたりで、ケチャップソースが入っているフライパンに事前に炒めた野菜を入れて中火にかけて混ぜて合わせる。茹で上がったパスタも湯を切ってから入れ混ぜる。

全体が均等なナポリタンオレンジになるように混ぜ炒めつつ、パスタの茹で汁を少量ずつ入れながら味とパスタの柔らかさを整える。よっしゃとなった時点で仕上げのオリーブオイルをドバかけして出来上がり。

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見た目はナニやが、めっぽう美味い。

思えば、妻と出会って初めてアタクシが作って食べてもらった料理もパスタやった。ちょうど七年前の今頃やった。

出会って間なしの頃、会話の流れでアタクシの家の片付けを手伝いに来てくれたのがキッカケやった。掃除しながら色んな話をしているうちに勝手に抱いた「しっくり感」が決め手になって「惚れて」しまったわけやが、彼女は彼女で当時、子持ちのオッサンとか完全に「アウトオブ恋愛対象」やったらしい。

日々精進、日々生き恥の人生は振り返ってみる時に限り、摩訶不思議な流れになっているように見える。