おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

バテに梅煮麺

ここ数年歳を重ねる度に夏のバテ具合が酷くなっているような。

夏バテているオッサンの胃袋は、いったい何を求めているのだろう?

聞いてみた。

 

「酸っぱいモン❤」

 

何それ、普通やん。


そやけど、疲れたときには酸っぱいモン。
酷暑のランニングで排出した塩分を含めて、胃にやさしい感じの回復めしを作ってあげよう。

今日は「梅煮麺(にゅうめん)」。

 

鍋は二つ用意する。ひとつは出汁つくり用、もう一つは素麺を茹でる用。

出汁つくりの鍋に、にゅう麺を食べる用のどんぶり一杯ぶんの水を入れて火にかける。

出汁は好みで。本だしに酒みりん薄口しょうゆとか、スガキヤのうどんスープとかで充分。今日のオレは「千代の一番」でんでん、一翻。
素麺や梅干しに塩分が含まれているので出汁の塩気は薄めで行こう。

もうひとつの鍋は素麺を茹でるくらいの大きさを使用、多めの水を入れて火にかける。

両方同時に火にかけると、当然出汁作りの鍋から湯が湧きたつ。こっちは千代の一番をひとパック放り込んで一煮立ちさせたら、溶いた卵を鍋の50センチ上空からソロ~っと流し込んでフワフワ卵とじをナニする。高度がミソ。これは神戸・春日野道の某人気町中華の大将からの直伝だ。

素麺用の鍋が煮立ってきたら、素麺を二束(別に一束でも三束でもよい)放り込んで軽く混ぜながら一煮立ちさせたところでザルに上げる。ほんで軽く湯を切って器に放り込む。

素麺の入った器にフワフワ卵とじ入りの出汁をかけて、刻みネギと梅干を一つ添えて出来上がり。

 

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味は梅干しによって、大きく振れる。

今時の、はちみつ入りとかいう甘め強調のんにしたらそれなりに。
田舎のばあちゃんが作った「梅・塩・シソ」みたいなんを入れたら、梅スープに。

塩気と出汁とクエン酸、そして卵の栄養素。

こう書くと、なんかメッチャ身体にやさしい感じがするのに、これ食って出勤して滝汗かいたら、目に沁みて失明しそうになる。

何をどう分解、吸収、再構成すれば、こんな分泌物になるのだろう。

誰か研究してくれはしないか?
嫌か、そうか。