おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

豆腐チヂミなるもの

仕事柄、土曜日が休みになるのは土曜が祝日のときしかない。

この日は久しぶりの土曜日の祝日、次の日曜と合わせた連休だ。
しかし、妻が金曜の勤務が夜勤で且つソレが激務だったらしく、朝に帰ってきてからバタンキュー。少しでも休んでいただきたく、そっとしておく意味を込めて、姫路城マラソンの練習がてら一人で長距離走に挑むことにした。

眠りから覚めたあとで食べたいものはないか?と妻に問うと、「コレが食べたい!」とスマホの画面を見せてくれる。
画面を覗きこんでみると、「豆腐チヂミ」なるメニューのレシピ動画だった。

チヂミって食べた記憶がうっすらあるくらいで、作ったこともないメニューだ。

何でチヂミなのか?

尋ねたかったけど、早く休んで欲しかったので、走ったついでに材料も買ってくるわ~と家を出発した。

ランニングの帰り道、最寄りの店がソコしか無いので致し方なく某大手スーパーの中に入る。

店内でもう一回レシピを動画を見ると材料は、豆腐、ニラ、つなぎに片栗粉、下味に粉末鶏がらスープとそれだけ。念のために他のレシピサイトを調べると、なんとまぁ色んな人が色んな作り方で大量に投稿していらっしゃる。

要は好きにせいってことやね。

よっしゃ。分かったけど、我が家ではコレだけで腹が満たされる訳には行かない。

居酒屋松岡でもするか、っと他に目に付いた食材の中で賞味期限近くで安くなっているものをアレコレと購入して、お城近くの馴染みの酒屋で美味しそうなんを選んで家路についた。

さあ、生まれて初めてのチヂミ作りはこんな感じだ。

ボウルに豆腐一丁をぶち込み、泡立て器でグルグルかき混ぜて豆腐の固形感を消す。

片栗粉を大さじ4杯、粉末鶏がらスープを適量追加して更にかき混ぜる。

ニラ1束を水洗いしてザクっと切ってボウルに入れて混ぜる。これでベースは出来上がり。

フライパンにオリーブオイルを敷いて火をかける。テフロン加工に空焚きは禁物だけど、少し熱くしてからベースを焼く。コツがあるのするなら、つなぎが片栗粉だけなのでしっかり焼き色がつくまでブツを触らないことかなと感じる。

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焼いた表面が十分に焼けたなら、ひっくり返して同様の焼き色がつくまで焼いて出来上がり。
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オレは醤油とかマヨネーズで食べるつもりやったけど、妻はタレを作ってくれとおっしゃる。

なのでレシピ動画通りに酢、醤油、砂糖、胡麻油をシャ〜と混ぜたタレを作ってみる。

食べると意外に美味い。栄養的にどうか?と思ったので残りに卵1個入れてつなぎと栄養の足しにしたら更にウマウマになった。

簡単で美味いのでリピート決定。

もう一品は牛スジこんにゃく。

こちらは何度作っても毎回味が変わる、オレにとって難易度の高いメニュー。

今回も美味いのか、もっと美味く出来るのか分からないまま、出来上がりを「美味しい」と言い聞かせて連れて帰って来た新しい酒と一緒にいただく。
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明日も休みなので、一晩寝かせた感じも愉しみたいが、妻も休みなので出来るかどうかは微妙なところ。