おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

新メニュー【手羽元のミックスビネガー煮】

2023年1月のある日曜日。

月末のハーフマラソンを控えて、夫婦共に休みが合った日曜でもある。そういう時は何が何でも走る、しかも強いのんとか長いトコとかを走るっていうのが我が家の鉄の掟である。

年末年始から見舞われていた謎の体調不良もどうやら峠を越えたのか、医者の診断も、そないに悪くないよという見立てだったので、夢前川サイクリングロードを恐る恐る走ってみることにした。

病み上がりっぽい疲れにやられたものの、そのまま撃沈することもなさそうだったので、復路の新蒲田橋を超えたあたりで少しペースを上げて走ったら久しぶりに良い感じで押せたので良かった。

一方、妻は股関節の具合がイマイチ良くない時が続いていて、こちらは非常に心配で思わず毛が抜けそうになる。せめて走り終えた後には美味しいモノを作って食べてもらおう。

 

と言うわけで、ランの帰りに夕御飯の食材のお買い物。妻の口から発せられた言葉は「肉」。経験上こういう時には「量」が必要になる。まだ今年はひとっつも馬券が当たっていないので、量があってもリーズナブルな鶏の手羽元ジャンボパックを購入してビネガー煮でも作って食べてもらうことにした。

 

帰ってから先に風呂に入って、オヤヂ汁を綺麗に洗い流したあと台所に立つ。

ストッカーの引き出しを開けて米酢を出そうとしたら、奥の方にある見慣れない瓶に目が留まる。ラベルを見ると梅とか色々入ったビネガーシロップだ。未開封だけど賞味期限が切れている。よくあることだ。

試しに開けて舐めてみたら全然イケるので、せっかくだから使ってみることにした。あ、そうだ。貰った地のレモンも沢山残っている。それも使っちゃおう。

という流れで、これらに米酢を加えて塩やスパイスでチョイチョイと味を整えて、迷走したレシピは立派なミックスビネガー煮になった。

もっかい作れと言われたら、自信を持って無理と答える。

 

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酸味が強いものは苦手のはずだった妻が、美味しい美味しいと食べてくれる。酢の効果か、肉も短時間煮ただけでとても柔らかくなって、確かに美味しい。

疲労回復・筋肉修復and増強、おまけに夫婦仲は爆上がりとくる。昨年リリースした山下達郎のアルバム「SOFTLY」で歌っている「recipe」という曲は、このミックスビネガー煮のためにあると言っても過言ではない。違うか、そうか。

25本くらいあった手羽元は、秒は凌いだものの、分でキレイに無くなったのはココだけの話。