おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

スンキのお味噌汁

毎週水曜日の朝は物憂げである。

火曜日は、いつも早朝から仕事してメリパナイトランを走って、メリケン亭で呑んで一日を締める長丁場だからである。

それでもこの日は、いつもより早く目が覚めてしまった。
二度寝するには時間がたりない。

ボ~っとしながら、朝飯のことを考えてみる。

冷ご飯が冷蔵庫に残っていたので、焼き飯でも作るかってことにした。

飯の量が少なかったので、冷凍庫にあるシメジやコーンを加え、納豆を加えてカサ増しをする。味は永谷園の「黒チャーハンの素」。見た目ほどに味は濃くないのだが、朝に食べるにはギラついている。

みそ汁も冷凍庫に入っているエノキと薄揚げ刻んだんに、スンキを入れてみた。

スンキというのは、長野は木曽地方に伝わるお漬物。
カブの葉っぱを、塩を全く使わずに乳酸発酵させるという驚きの製法なのだ。
味噌の量を気持ち少なめにして、スンキをドバっと放り込んで仕上げる。

スンキのお味噌汁~おやぢめし

スンキの酸味がグッとくるのは予想できたけど、カブの葉っぱの風味が思った以上に口の中を駆け巡る。特急しなのに乗った気分になる。

美味い。

物凄い食物繊維の摂取量だけど、それはそれでよい。
今日も無事にやり過ごそう。