おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

ちょっとじゃない「ちょっとぞうすい」とヘンテコな夢からオレの10月が始まった

10月の始まりは、なんともヘンテコな夢からの目覚めからだった。

昔働いていたウェスタンショップに居る夢で…

 

場所は神戸三宮のヒューストン101、サンプラザから移転して取り扱い商品を面白雑貨からウェスタングッズへ切り替えて展開し始めた6坪にも満たない小さな店。もちろん今はない。

店内には「会長」(オーナーの年配女性)が1人で座っている。商品は少なく陳列もメチャクチャ、オレは店の前に立って何故か唖然としている。

すると向こうから顔見知りの常連男性が微笑みながらやってきた。

「久しぶりに来れました!ご無沙汰してます!」

と店内に入っていったのでオレもつられて店内へ入る。会長は無言で応対もしない。なぜかオレが接客を始める。ジャケットを御所望だけど商品は3点しかない。しかも各1着サイズもそれだけ。その人に1番合いそうな1つを勧めるとその方は「じゃ、今日はコレをいただいていきます。」と会計にクレジットカードを差し出す。

オレは会長に「会長、商品売れたよ。カード決済お願いします。」と声を掛けた。会長は5秒くらいたって立ち上がり、レジ横にある引き出しを開けて3枚複写の手書きで作る売上表を出してきて作成機にカードをセットしてガッチャンしていた。バキッと音がしたので目を凝らしてみるとお客から預かったクレジットカードが無残な割れ方で使い物にならなくなってしまっている。

「大丈夫ですよ。再発行してもらいますから。」と常連さん

「申し訳ありません。費用がかかりましたらお支払いしますので。」と何故かオレ。

店を後にする常連男性の背中を見ながら途方にくれて一旦目覚める。

おしっこタイム。

再び眠りにつくと夢が続いた。

今度は顔見知りの年配男性2人組が狭い店の中に何故かあるベンチに座ってガヤガヤと喋っている。会長は相変わらず対応なしで黙ったまま。

男性の1人がオレに話しかける。

「この店にはウェスタンハットないの?」

オレは店内を見回す。確かに店にはハットが1つもない。

「ないですねぇ。」とオレ

「ほな、作ったらエエやん。作ってぇ〜な。」と年配男性。

「いや〜、私この店の人間違いますから〜。」

めんどくさいな~。

っと、ここで2度目の目覚め。

再びおしっこタイム。

再び眠りについたら、オレは知らない部屋の中で机を前にしてウェスタンハットの素材やデザインのことを必死こいて考えていた。

作る技術とか一切持っていないのだけど、必死に考えている。
どうやら誰か他の業者か何かが作ってくれることになっているらしい、そんな気がしながら必死こいて考えている。
これがなかなか苦しい。
しかし、何とか「こういうのが作りたい。作れるのか?」っていう叩き台が決まってきたあたりで目が覚めた。外はボンヤリと明るくなっている。

緊急事態宣言が解除になって仕事のシフトが元に戻ったから、今日の仕事は午後から始まる。午前中はブログの下書きを進めていきたいと思っていたので起き上がった。

減量のことを思えば、朝飯は腹の脂肪でエエやん・・・ってものだけど、少し塩気が欲しいと身体から声がきこえる。
冷蔵庫の扉を開けると、パートナーがラップしてくれていた雑穀飯のかたまりがあったので、雑炊にして食べることにした。

味付けは「ちょっとぞうすい・鮭味」。

ご飯を鍋に入れて水を適量張ったんやけど、量が少し物足りなく感じてオートミールを足した。
案の定、ちょっとぞうすいが全然ちょっとじゃなくなってしまったところで刻み葱と卵を割り込み馴染ませたあと、うすくち醤油を少し垂らして風味をつけたところで椀によそった。

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昨日の夢は疲れたな~と、ぼんやりしながら夢で考えていた叩き台のハットのことを正気に戻って吟味しながら、やけどに気をつけて雑炊をすする。

ときおり、ちょっとぞうすいに入っている鮭のフレークのカリカリが奥歯に当たって独特の塩気の風味が口の中に広がる幸せを感じながら、オレの10月が始まった。