おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

味噌汁の話〜東京から戻った翌日の朝めし

2025年9月の連休、妻と東京へお泊りデートに出かけた。

目的は、13日から始まった「東京世界陸上」の観戦だ。

妻は関西万博も行きたそうだったけど、おやぢとしてはコチラ一択である。

とは言え、時間と予算に限りがあるため、1日観るならどの日だろうと妻が吟味してくれた結果、初日のイブニングセッションが妥当だろうとなり、日程を決めた。

個人的にも東京へ行くのはとても久しぶりになる。

この前いつ行ったかと、ヤレた脳ミソで思い出してみれば、その答えは1990年。
ローリングストーンズの初公演を観に東京ドームへ行った以来だった。

 

初めて見る国立競技場。初めて観る世界陸上、というか本格的な陸上大会。

飯の話から逸れるので詳細は別のブログで書くけど、控えめに申し上げてメッチャ面白かったと述べさせていただく。

 

宿泊は目黒に2泊。

土地勘が全くないので、食事は行き当たりばったりで、通りがかりに目についた店で食べたいモノを食べる感じにした。

35年前だと、関西の人間が関東へ行って食べるモノに関して、その味覚の違いに戸惑うことがしばしば起こると言われていた。しかし、今回はどれもが「大当たり」だった。

行こうとしていたとんかつ屋が並ばないと入れなかったので、しゃーなしに入った居酒屋兼定食屋の魚と味噌汁が抜群に旨かったこと。

柴又の「寅さん記念館」「山田洋二ミュージアム」を堪能したあと、駅近くで脇に入ったところで昼からやってた焼き鳥屋のご機嫌っぷりなど。

再び訪れることはないかも知れないけど、行き当たりばったりなデートは、一生残る良い思い出になった。

 

とは言え、年老いた身体に東京の蒸し暑さと土地勘がないことが理由の気疲れで、心身が相当くたびれてしまったのも正直なところだった。

無事に帰宅して、シャワーを浴びて泥のように眠った次の朝に、素肌にボディスーツを1枚まとったような身体のむくみと重たい筋肉痛に襲われた。明らかに身体の均衡が崩れてしまっている。

ひとまず米の飯が食べたくなったので、米を洗って炊飯ジャーに仕掛ける。

冷蔵庫の中を覗いて目が合った野菜たちを取り出した時、目黒の定食屋で飲んだ味噌汁がよぎる。

その味噌汁は、具こそ僅かしか入っていないものの、「あおさ」みたいな海苔が入っていた。シンプルなのに存在感のある風味と喉ごしを演出している。夫婦共々「美味しいわ~」とスイスイ飲んでいた。

ソレを家で再現できないか?

心に浮かんだ。

 

海苔がない。いやある。

むしろ使わねばならないアレがある。

やってみよう。

 

・汁椀に、望みの出来上がり量の水を入れて、鍋に移して火にかける。

・野菜を適当に切って鍋に入れる(今日は玉ねぎ、キャベツ、シイタケ、焼き麩)

・鍋が煮立ってきたら、火を弱めて材料を煮る

・米飯を舌で直接味わいたくなったので、卵は鍋に割り入れることにする

・粉末和風だしを少量入れて鍋に蓋をして、一旦火を止める(卵を半熟っぽくしたかったから)

・飯が炊きあがったら、鍋に再び火をかけて温める

・煮立つ前に味噌を好みの量を入れて軽く混ぜて味を整える

・最後に湿気てしまった味付け海苔を1つ袋から出して鍋に入れて軽くほぐす

・海苔がトロっとしたら出来上がり

 

f:id:oyajimeshi:20250916104947j:image

正直言って、味噌汁1杯に海苔1袋は多かった。

出来上がりはドロドロ、定食屋のソレとは程遠い。

が、ひと口すすってみたらイケる。見た目はアレだが味は良い。

タマネギ、キャベツと恐らく味付け海苔から出たものだろう、やや強めの甘味が旨い。

味噌汁のドロっとした食感を保ちながら飯をほおばり、口の中で良く噛んで混ぜ合わせて飲み込む。

待ってましたと言わんばかりに、胃がキュルキュルと音を立てて飯にとりついているようだ。