おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

蕪のシチューを初めて作るの巻

丹波篠山ABCマラソンに続き、姫路城マラソン2022が中止という知らせを受けて、ただただテンションが下がるオレたち。

気晴らしに何か花でも買おうかいな~っと、車をチョロっと走らせたところにあるJAグループの販売所「旬彩蔵 書写」へ出かけた。

別棟にある花屋コーナーでは、地元の人が育てている鉢植えや切り花などの植物が販売されている。都会の花屋みたいなオシャレ感に乏しいけど、なんせ安いのが魅力で、毎回何かしら購入して、家のジャングル化に貢献してくれる店である。
パートナーは春の寄せ植え用にナントカカントカという鉢植えの花を色違いで購入、オレはカッコよさ重視で「魚柳梅(ギョリュウバイ)」という小さな木をチョイスした。
本当は別の種類の梅の木が気になっていた。しかし、同じようにウロウロしていたババアが目に留まった鉢につけてある値札シールをみて「うわ、高っか。よう、こんな高い値段つけるわ。」と、いちいち声にして繰り返すのが気になっているうちに、別のジイさんが、その梅の木の鉢をヒョイと持ち上げてレジへ持っていってしまった。

くそ、ババアめ。
わざわざ口に出して言わんでもエエことをいちいち言うところが、死んだオフクロにそっくりやんけ・・・と思いだしてしまって気が逸れてしまったわ。
オレのオフクロも、一緒に外食するときに「まっず、ようこんな不味いもん出してるわ。」と、わざわざ口に出してオレに話しかけてくる人でね。黙って食べてりゃいいのに、わざわざ言わんでもエエやろ。聞かされるこっちがウンザリするわ。そんな言うほど不味くないし・・・。そもそも自分の作る料理の味も振れ幅デカいこと分かって言うてるんか? もう勘弁してくれ。
という情けない思い出が蘇ってしまったのだ。

ところで、購入した「魚柳梅」。
帰宅して調べたら、フトモモ科 ギョリュウバイ属の植物で、梅と書くけど梅じゃないとのこと。また、マヌカハニーの「マヌカ」とは「魚柳梅」のことと書いてあった。
小さくてかわいい花なので、良しとしておこう。

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一方、本棟の食品売り場は、野菜の種類は決して豊富とはいかないけど、「おー、何じゃこりゃ!」みたいな食材や加工品があり、結構愉しい。

この日の「おー、何じゃこりゃ!」は、蕪(かぶら)。
まあまあデカいのが100円で売っていたので、とりあえず買ってみた。
どうやって食べようか?とパートナーと話をしているうちに、オレって、蕪のシチュー作ったことないわと気付いたので、じゃ、作ってみるかという流れになった。

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買ったその日には作らず、数日後の夜勤明けで疲れているだろうパートナーの癒しめしとして作ることにした。

鶏のもも肉を「少し大きすぎるかも?」というくらいに切って、軽く塩味つけてフライパンでじっくり焼く。火はやや小さめでじっくりと。
蕪とニンジン、玉ねぎは適当に切っておく。形がくずれるので蕪は大きめに切っておいた方がよい。好みで冷凍コーンを入れてもOK牧場
肉が充分に焼けたら、切った野菜と水を入れて弱火で適当に煮込む。
煮込みが終わったら、いったん火を止めて一息つける。
あとは、パートナーが食べるであろう時間を逆算して、市販のルー、牛乳を入れて味を整えて出来上がり。
蕪の葉っぱは下茹でしておいて、食べる直前に入れること。

 

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ジャガイモを入れたヤツより、あっさりしていて美味い。気に入った。
ジジイになったら、こっちの方が良いかも。
シチューは大好きだけど、食べすぎるから困るというパートナーにもピッタリのあっさり味。

2日目か3日目の最後は、茹でたてのパスタにぶっかけて美味しく〆たとさ。

 

以上、パートナーの心をガッチリつかむのは大切やけど、胃袋をシッカリつかむのも大切ですよ、というありがたい話でした。