おやぢめし

「めし」から学び、「めし」から暮らしを切り拓け!

まかない焼き肉が傷をいやす

1990年代やったと思う。

好きで読んでいたアメフトの雑誌の最後らへんにあったアスリートの食べ物に関するコラムの内容が印象的で、今でも心に残っている。

詳しいことは忘れたけど「身体の回復には肝臓の働きが大切やからレバー喰え」とか「脚の腱を丈夫にするために牛スジ喰え」など、とにかくストレート過ぎて胡散臭い内容が、かえって心に刺さってしまって毎月気にして読んでいた。
そのことをたまに思い出すことがある。身体の調子が悪いときに。

先月に上咽頭炎を治療するための手術をしてもらった。
お医者さんは「麻酔が効くのに時間はかかるけど、手術時間そのものは10分くらいやから・・・」みたいなことをおっしゃってたので、オレも甘くみていた。
もうすぐ1ヶ月になるというのに、ダメージが抜けきらない。仕事が済んだあとの疲れ方が半端ない。単なる「老い」かも知れんが、だとしても面白くない。
そんな時に思い出した。

傷を治すにはタンパク質や。そう、肉喰わな。

すると、時が動き出す。

ある日、仕事が早く終わって帰りの途につくとJRが人身事故でアレになっていた。
振り替え輸送で阪急電車を使うことになったので、肉の調達先は即決だ。
花隈駅で降りて、久しぶりに宇治川商店街へ立ち寄ることにした。

最初はホルモンでも・・・と考えていたけど、体重や尿酸値のこともあって自重する。
その日は木曜日でジョイエール宇治川の特売日やったので中に入ってウロウロしていたら、美味しそうなやつと目があった。

パックのラベルには「まかない焼き肉」と書いてある。
ふたつほど買い物かごへ入れた。

 

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帰って、おひとり様用の電気テッパンで自家製の発酵ぶどうジュースと一緒にやる。

翌日には少し元気が戻ってきたので、少しは肉が患部に届いたのだろうと勝手に思うことにした。